防火管理徹底呼びかける

市消防本部予防課員が消火用散水栓の調査などをした

 別府市消防本部は「年末特別査察」を11月16日から12月22日まで、実施している。
 市内にある延べ床面積1000平方㍍以上の57店舗を対象に、コロナ禍でも年末年始の繁忙期を迎えることから、多数の人が出入りする大型物品販売店舗を対象に、防火管理の徹底と防火意識の向上を図り、出火防止と災害発生時の被害軽減が目的。
 18日午後3時、市消防本部予防課員2人がトキハ別府店を立ち入り検査した。
 予防課員2人とトキハ別府店従業員ら5人が避難誘導灯の設置状況、消火器などの消防用設備等を確認した。
 査察をした予防課員は「荷物などが避難経路をふさいでいないか、天井からつり下げている物がスプリンクラー起動時の邪魔になっていないかなどを見ている。また、床の上にマットなどを敷いて陳列しているときは、防炎物品が使われているかなども併せて確認している」と話した。
 防火管理者の池田明トキハ別府店営業部長兼業務課長は「毎日、売り場の整理整頓を行い、消火器の位置や動線をふさがないような売り場作りをしています。新しいテナントが入ったときは、消火器、消火栓、排煙スイッチの位置などの教育をしている。また、消火器の使い方などの集合研修も行っている」と述べた。
 市消防本部予防課は、例年50店舗以上の検査を実施しており、中には避難経路に可燃物を置いていたり、防火シャッターの下に商品を置いているケースがあるため、是正するよう指示している。

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