県中部地区等総合防災訓練の一環

福祉施設などと連絡を取る市防災危機管理課職員ら

 別府市防災危機管理課は大分県が主催する「県中部地区等総合防災訓練」の福祉施設などとの連携の訓練を19日午前10時、市役所で行った。総合防災訓練は中止となったが、その中の福祉施設などとの連携訓練は県内の市や関係機関で実施された。
 訓練は、同日午前6時に「令和2年南海トラフ大震災」が発生し要配慮者を含む多数の避難者が発生した―と想定した。
 市職員は電話とメールで、要配慮者の生命・身体の安全を確保する必要性から、大分県災害福祉チーム(DCAT)の派遣を要請した。また、別府市はもちろん大分市、中津市、日田市などの大分県福祉避難所サポーター事業所に電話やファクスをし、派遣出来る人数、派遣日数などの確認を行った。
 同時に、国道10号が津波で使えないとし、他市から来る事業者などが通過するルートとして国道500号などを想定。相手にどうすれば伝えやすいか、どこのポイントを言えばナビゲーションシステムで別府に来れるかを考えた。
 中村幸次・市防災危機管理課長は「初めての訓練で、上手くいかないのを前提に、出来なかったところ、上手くいかなかったところを洗い出して、今後に生かしていく」と話した。

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