元県議の山口さん百歳

体を鍛えて元気に100歳を迎えた山口さん(中央)

 別府市上原町の山口保さんが23日に100歳の誕生日を迎え、24日に別府市高齢者福祉課職員が自宅を訪れ、お祝い金や表彰状、長野恭紘別府市長からのメッセージを手渡した。
 山口さんは愛媛県出身で、戦時中、呉の海軍工廠で勤務。終戦後、家族が住んでいた別府市に転入した。22歳の時に結婚し、靴屋を営んでいたが、42歳で公明党の別府市議を1期、46歳から県議を4期、党県本部長も務めた。議会では、弁舌さわやかな論陣を張って、議会活動にまい進した。69歳の時に大学検定を受けて、70歳で通信制大学の法学部に入学と何歳になっても挑戦し続けることを忘れない。
 趣味もウォーキング、ボディビル、合気道、水泳と多趣味。学生の頃は体が弱かったことから、50歳から体を鍛え始めて、60歳の時には県ボディビル協会長、翌年には九州ボディビル協会副会長に就任した。現在も週に5回、水泳とジムに通い、背泳ぎで25㍍泳ぐなど体を鍛え続けている。
 長寿の秘訣は、「大病を患っても体を大切にして、一寸を惜しまず鍛えてきたこと」という。子ども2人、孫7人に恵まれた。