令和2年度子ども司書認定式

講習を受けた7人を「子ども司書」に認定した

 大分県教育委員会は27日午前10時半、令和2年度子ども司書認定式を各会場をオンラインで結んで行った。今年度は別府市、大分市、豊後高田市、臼杵市、由布市から36人が参加し、認定を受けた。
 昨年8月から、県立図書館や各市立図書館などで計6回の研修や子ども読書サミットを開催した。地域や学校で本を好きな人を増やしてもらおうと毎年実施しているもので、今回で3回目。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、開始時期が3カ月ほど遅くなったことや、活動にも制限がついた。認定を受けた子どもたちは、「子ども司書」として、令和3年度、本の楽しさを伝える活動を行う。
 はじめに、各会場から1年間の取り組みを発表。別府市は7人が、別府市役所から参加。発表では、県立図書館でのバックヤードを見学して、本を工夫して収納していることや本を紹介するポップづくりなどの体験を発表して「これからも、いろんな本を読んで、ステキな本に出会いたい」と話した。
 引き続き、認定式が行われ、後藤秀徳県社会教育課長が「子ども司書にエントリーしてくれたことが素晴らしい。1年間を振り返ると、いろんな体験をしたと思います。今後は、子ども司書として活躍してほしい」とあいさつ。
 別府会場では、柏木正義市教委教育部次長兼教育政策課長が、1人ひとりに認定証を手渡して「認定おめでとう。別府市内では、1カ月に1冊も本を読まない人が、小学生で11%、中学生で14%います。読書の楽しみをまだ知らないお友達に楽しさを伝えることや、自らしっかり読書を楽しんで沢山力をつけてほしい」と述べた。
 別府市の子ども司書3期生は次のとおり(敬称略)。
 松島綾香(境川小6)猿渡響(南立石小5)干潟凛子(春木川小5)薬師寺美羽(大平山小5)藤澤花緒(南立石小5)柴田恭兵(緑丘小5)工藤帆夏(同)。