令和3年第1回別府市議会定例会が開会

開会した令和3年第1回別府市議会定例会で長野市長が提案理由を説明した

 別府市議会は令和3年第1回定例会を1日午前10時、開会した。今回は、令和3年度の新年度予算もあり、決算との循環性を持たせるため、全議員による予算決算特別委員会も予定されており、会期は23日まで。
 議案の提出理由の冒頭で、長野恭紘別府市長は新型コロナウイルス感染症が発生してからの1年を振り返り「昨年は、年明けから新型コロナへの対応に追われ始めましたが、全国に先んじて、迅速に様々な取り組みを行ってきました」とし、11月に第3波が来てからは、北浜の飲食店での感染拡大防止として、自主休業したスナックなどに事業継続のための支援を行ったり、PCR検査を行うなどしたことで「迅速な対応と市民の皆様が継続して感染予防対策にしっかり取り組んだことが功を奏し、年明けには、感染拡大を断ち切ることができました。今後も、あらゆる場面を想定して、全庁体制で必要な対策に取り組みます」。ワクチン接種についても「市民に正確な情報をお伝えし、安心して接種できるように努める」と述べた。
 その上で、令和3年度は「コロナ対策にしっかりと取り組んだ上で、同時に中・長期的な視点で、アフターコロナを見据えた施策にも着手する」とし、鉄輪地獄地帯公園の民設民営のキャンプ体験施設、屋外温泉施設「東洋のブルーラグーン構想」の推進、旧南小学校跡地の「おひさまパーク」の開設、浜脇中学校と山の手中学校の統合校「別府西中学校」の開校、大幅な機構改革の実施などに取り組むことを説明した。
 2、3日は考案日とし、4日に上程中の議案質疑、委員会付託を行う。