別府市退職校長会は令和2年度顕彰事業の表彰式を2月26日、午後3時40分、市立鶴見小学校で挙行した。
受賞者は同校6年生の村山結彩さん(12)。第70回“社会を明るくする運動”作文コンテスト優秀賞・大分県保護司会連合会会長賞を受賞した。
村山さんの作文には「朝のニュースで殺人や窃盗などの事件が流れると胸が痛くなるとあり、人は環境などで変わっていく。生まれたときから悪い人はいない」とある。それが村山さんの問いとなり、その答えも「事件の背景に、差別、偏見がある。皆が笑顔で暮らせる社会にするには、一人ひとりの助け合いなどが必要と思う」と自分の考えを書いている。
表彰式では、村山さんに表彰状を贈った芝尾会長が「作文の中で、人権意識、助け合いの答えを自分で見出しています。最後に、困っている人がいたら率先して助けてあげたいと書いています。中学生になっても、みんなが笑顔で暮らせるようになってほしいと思います」とあいさつ。
猪俣比呂美校長は「村山さんは、日ごろ自分で考えていることを多くの人に読んでもらった、そして表彰されたことが自信になったと思います。書いていることを実践してくれると思います」と述べた。
表彰を受けた村山さんは「受賞したとき、嬉しかったし、驚きました。本当に受賞したのかなと思いました。表彰状をもらって実感できました。今後は、困っている人を助けて、気配りをしてみんなで笑い合えるような学校生活を送りたいです」と話した。
市退職校長会は3月2日午後3時45分、鶴見台中学校2年生の髙山陽菜さんにも表彰状を贈った。第60回国際理解・国際協力のための全国中学校作文コンクールで国際連合協会会長賞特賞の受賞が評価された。