匿名で100万円寄付を3施設に届ける

月輪次長(左)が光の園を訪れて松永施設長に寄付金を手渡した

 別府市は匿名の寄付を受けて25、26日に市内の3つの児童養護施設に寄付金を手渡した。
 子育て支援課によると、23日、窓口に来た人が職員に100万円を手渡して、児童養護施設で暮らす子どもたちのために使ってほしいと話したと言う。職員が直接の寄付を提案したが、「自分ではできないので、市を通してお願いしたい」と述べて、名前も名乗らずに立ち去った。
 これを受けて、別府平和園、光の園、栄光園に連絡をして、寄付があったことを知らせた。別府平和園と光の園には各30万円、栄光園は乳児院もあることから40万円を配分することにした。
 25日午前11時、月輪利生福祉共生部次長兼子育て支援課長が栄光園を訪れて、松永忠施設長に事情を説明して、寄付金を手渡した。松永施設長は「多くの人に支えられて、ありがたいです。コロナ禍で子どもたちはどににも遊びに行けずにいます。いただいた寄付は、ゴールデンウイークに子どもたちが楽しめるようなことに使わせていただきます」とお礼を述べた。