九州に上陸した東京五輪の聖火

広瀬勝貞県知事が田中琴乃さんが持つトーチに聖火を灯した
聖火の登場を待ちわびる人たち

 東京2020五輪の聖火が23日、九州に初上陸し、大分県のスタート地点の別府市で出発式が行われた。
 聖火リレーのテーマは「希望の道をつなごう」。
 ウェルカムプログラムとして、県立別府翔青高校吹奏楽部が「ハイスクールマーチ」「大河ドラマいだてんのテーマ」「テキーラ」の3曲を演奏。続いて、市内の3つのダンスチーム(PONY―Z、ミキダンススタジオ、トモミチアダンスプレイスオオイタ)の小学生が作ったチームによるパフォーマンスを披露して、会場を盛り上げた。
 県実行委員会代表の広瀬勝貞大分県知事が「コロナ禍の中で、しっかりと聖火をつないでくれた愛媛県の皆さんに心から感謝します。この聖火リレーは2日間で、大分県の18市町村を回ります。ランナーの皆さんには、県内の魅力的な場所を楽しく、しかしコロナの感染には十分に気をつけながら安全に走ってもらいたい。聖火の火は、県民の心の中に希望や勇気、元気の火をつけて回ると願っています」。
 別府市を代表して長野恭紘別府市長は「聖火リレーの出発式が、九州のトップとして別府市で行われることは素晴らしいことと思います。新型コロナのパンデミックの中で、通常通りの応援は出来ない、お互いに距離をとって、マスクを着けながらの運営が成されてます。ウィズコロナの時代ですが、一人ひとりの思いを乗せて、東京五輪・パラリンピックを応援してほしい」とそれぞれあいさつした。
 聖火リレートーチへの点火として、広瀬県知事が第1走者を務める田中琴乃さん(北京・ロンドン五輪新体操団体日本代表、元フェアリージャパン主将)が持つトーチに写した。
 フォトセッション後、田中さんは周囲に手を振りながら別府市内に向けて走り出した。
 出発式の会場近くに住む女性(76)は「感動しました。生きててよかった。聖火が全国を回る案は素晴らしい。前回の東京五輪は19才のとき。そのときの記念硬貨を今でも大切に持っています」と話していた。
 聖火は、23日に別府市を出発し、日出町、杵築市、姫島村、豊後高田市、宇佐市、中津市、国東市、日田市、24日は玖珠町、九重町、竹田市、佐伯市、津久見市、臼杵市、豊後大野市、由布市を通り、大分市の祝祭の広場でゴールとなる。