別府市議会運営委員会で上程議案を説明

28日に開会する臨時議会を前に、執行部から上程議案などについて説明を受けた

 別府市議会議会運営委員会(山本成一委員長)は26日午前10時、委員会を開いて28日に令和3年第1回臨時議会を開くことを決めた。
 臨時議会では、新型コロナウイルス感染症対策経費として9億3700万円を計上。安部政信企画戦略部長が予算の内容について説明をした。第2弾となる緊急対策は、新型コロナが再拡大する中で、別府市においても感染者が連日確認されるなど、感染拡大が懸念されることから、市民の健康と生活を守る取組と事業と雇用を守る取組の2本柱で行う。
 市民の健康と生活を守る取組では、旧山の手中学校の北側にある特別教室棟に別府市PCR検査センターを6月下旬から8月末まで開設予定。市民や市内に通勤・通学している無症状の人が対象。開設運営費として1億1千万円、検査等委託料1億3950万円、検査機器購入費補助金880万円。また、抗原検査キットを福祉施設や幼稚園・小中学校、観光関係者などに配布し、感染拡大防止に努めることが説明された。
 事業と雇用を守る取組では、中傷企業者等家賃応援金として4億1780万円を計上。前回は売上が50%以上減少が対象だったが、今回は30%以上に緩和。
 その他、宿泊事業者等への水道料減免、中小企業事業資金等融資に対する利子補給金なども上程する予定。