大分県と大分市は29日に1069件、30日に172件のPCR検査等を行い、2日間で大分、別府、由布、津久見、佐伯、日田、竹田、豊後高田、杵築の各市と日出町の10歳未満から80歳以上の47人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。29日は24人、30日は23人。県内の新型コロナ感染者は計3356人となった。
県内の新規感染者は減少傾向にはあるものの、病床使用率や人口10万人当たりの1週間の新規感染者数は依然として「ステージ3」の状況が続いている。また、県は津久見市の認可保育園と佐伯市の老人福祉施設でクラスター(集団感染)が発生したとしており、予断を許さない状況が続いている。海外では、インド由来とイギリス由来の混じった変異株が確認されるなど、ウイルスは変異を続けていることもあり、今後とも注意が必要。
2日間の感染経路別では、不明が16人、施設10人、家族8人、職場7人、知人3人、病院、学校、県外が各1人となっている。
別府市は2日間で2人の感染を確認。50代女性会社員は27日から症状が出ているが、感染経路は分かっていない。60代男性会社経営者は、すでに家族の感染が確認されていることから、家庭内感染と見られている。