杵築市が教職員ら対象に優先接種

問診を受けたあと次々と接種を行った

 杵築市は26日午前9時、教職員などに対して、新型コロナウイルスワクチンの集団接種を山香体育館で行った。県内の小学校などでクラスター(集団感染)が発生するなどしており、県が児童・生徒の学びを保護する観点から、教職員などを優先接種対象としたことを受けたもの。集団での接種を行うのは、県内で初めて。
 対象となるのは、杵築市内の幼稚園、小・中学校に勤務する教職員(特別支援教育支援員、スクールサポータースタッフ、通学バスの運転手など活動の支援に携わる人を含む)326人、保育所・認定こども園等の保育士等、放課後児童クラブの支援員・補助員など316人のうち、希望する560人。体育館に隣接する、市立山香病院の医師、看護師らが協力をした。
 受付で番号札をもらい、手指消毒、検温をして番号の書かれた椅子に座り、医師による問診を受けてから、4つのブースに分かれて次々と注射を打っていき、経過観察をしたあとに帰宅した。会場では混乱もなく、スムーズな接種が行われた。
 1日で希望者すべてに接種を完了する予定で、2回目の接種は7月17日に行う。