藤木政之さんが瑞宝単光章受章

叙勲の栄に浴した藤木さんを家族が見舞った

 令和3年春の叙勲で藤木政之さん(別府市風呂本5組 78歳)が瑞宝単光章受章の栄に浴した。永年にわたる消防団活動の功績が認められたもの。藤木さんは6年前に病気で倒れ現在、市内の施設で療養中。
 20日、家族が額装された勲章と賞状を入所施設に持参、藤木さんを見舞った。「家族として大変名誉な事。夫の努めを誇りに思います。合わせて病身である事から受章を本人が認識できているかどうか不憫にも思います」と妻の幸代さん。
 藤木さんは福岡県行橋市出身。神奈川で住友金属、日産自動車で勤めた後、従兄弟にあたる、浜田博元別府市長の母親が倒れたのを契機に別府に移住。浜田家が営む食堂を引き継ぎ、自身の名前から昭和45年「まさ食堂」を開店した。同年8月25日に別府市消防第11分団に入団。平成12年に分団長に就任、同17年の退任まで47年間、勤め上げた。
 団子汁が名物の食堂は鉄輪いでゆ坂の名店として、観光客のみならず、地元住民に愛された。「サイレンが鳴ったら、店そっちのけで現場に駆けつけてました。また、地元のお祭りや火事場の後には住民、分団員の皆さんの打ち上げの場となり、賑わっていました」と幸代さんは当時をふり返る。28歳から食堂を切り盛りし、消防に地域活動に情熱を傾注した。
 藤木さんが倒れてから食堂は幸代さんが守っていたが、自身の体調不良とコロナ禍が重なり、昨年11月から休業中。ご主人の帰りと名店復帰を願うファンが多い。