令和3年度の市幼年消防クラブ研修

地震体験車で震度4を体験した

 別府市防火委員会(安部美代子会長)は令和3年度別府市幼年消防クラブ研修を6月30日午前11時、ひめやま幼稚園で行った。ひめやま幼稚園幼年消防クラブ約100人、別府市消防本部予防課員3人が参加した。
 市内の幼年消防クラブ員を対象に、防火・防災意識の向上を図ることが目的。
 園児は、ひめやま幼稚園に来た地震体験車で震度4を体験した。揺れる中、机の下に隠れて机の足を持って自分の身を守った。予防課員が「幼稚園にいるときに地震が起きたら、先生の言うことを聞きましょう。今回の体験を活かして、行動して下さい」と述べた。
 続いて、おもちゃ花火教室を開催。おもちゃ花火とは、誰でも使用できる花火で、社団法人日本煙火協会検査所において合格したものに限られる安全な花火のこと。店などで販売している手に持つ花火、回転する花火、飛翔する花火、煙を出す花火、打ち上げ花火などを差す。
 教室では、園児が手に持った花火を点火して、遊んだ後、バケツに入れて消火した。予防課員は「花火で楽しんだ後は、きちんと消火しましょう」と説明した。また、「8月7日はおもちゃ花火の日」と書かれたチラシを配布した。
 別府市の今年に入っての火災状況は6月29日時点で、19件だが、内訳に「花火」が起因となる火災はない。