オレオレ詐欺で200万円被害

 別府警察署は22日午後4時48分、特殊詐欺(オレオレ詐欺)被害の発生を発表した。
 同署によると、市内在住の無職女性(80歳代)宅の加入電話に19日昼ごろ、病院の医師を名乗る男から「息子さんの喉の手術をしました」と電話があった。その後、息子を名乗る男から「オレオレ、喉の手術をして声が変わった。財布を盗まれたようだ」、病院警備員を名乗る人物から「財布が見つかった。キャッシュカードと現金はない」、別の男から「キャッシュカードでお金が使われている。200万円を建て替えて。娘が取りに行くので住所を教えて」などと電話があった。一連の話を信じた女性は同日夕方、犯人グループの女に200万円を手渡した。
 同市内在住の息子が女性宅を訪れたところ、詐欺が判明。同日午後、同署に相談して被害が発覚した。
 同署は「『声が変わった』などの電話は、詐欺の手口です。まずは警察に相談して下さい」と呼びかけている。