2日連続で過去最多で162人

 大分県と大分市は18日、2126件のPCR検査等を行い、大分、別府、中津、竹田、宇佐、日田、津久見、豊後大野、佐伯、由布、臼杵の各市と日出、九重の各町、県外の10歳未満から80歳以上の男女162人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。2日連続で1日の感染者数が過去最多を記録した。県内の感染者は4827人となり、5千人に迫る勢いで感染が拡大している。
 年代別では、20代が53人と多く、40代29人、30代26人、10歳23人、50代と60代各9人、10歳未満8人、70代4人、80歳以上1人となっており、若い世代への感染拡大が目立つ。
 感染経路別では、「不明」が78人と半数近くを占め、市中感染の広がりが懸念される。次いで、家族35人、知人13人、県外10人、会食9人、職場7人、施設6人、飲食店利用4人。家庭内感染も増えていて、家庭内における徹底した感染予防が重要。
 別府市は13人の感染を確認。20代6人、10代、30代、40代各2人、60代1人となっている。感染経路別では、不明が半数を超える8人、施設と県外が各2人、知人が1人。
 その他、市町村別では、大分市が87人と半数以上。中津市も27人と多く、県外8人、宇佐市、日田市が各6人、津久見市、佐伯市、由布市各3人、日出町2人、竹田市、豊後大野市、臼杵市、九重町各1人となっている。
 県は20日から(やむを得ない場合は23日から)飲食店に対して、夜9時までの時間短縮営業を要請している。一方で、医療体制の強化やワクチン接種の促進も行っており、感染拡大を食い止めるため、県民1人ひとりの協力を呼びかけている。