長野市長が会見で消費喚起策発表

「べっぷ帰ってきたエール券」について発表する
長野市長(エール券のデザインはイメージ)

 長野恭紘別府市長は11日午後1時半、市役所で記者会見を開き、コロナ禍の消費喚起策として、「べっぷエール券」を再び行う「べっぷ帰ってきたエール券」を別府商工会議所と一緒に販売すると発表した。
 昨年販売した「べっぷエール券」は好評で、ほぼ100%の使用率だったという。
 1冊6500円分を5千円で販売し、プレミアム率は30%。前回同様に、一般商店専用の500円券が8枚・4千円分と大型・一般商店共通券5枚・2500円分となる。前回は別府市在住の人のみの販売で、途中から市外の人にも販売をした経緯があったが、今回は、市外の人の予約も受け付ける。ただし、市内在住の人は1人10冊5万円の上限に対して、市外の人は1人2冊1万円が上限となる。
 予約は15日から販売予定冊数に達するまで、専用のコールセンターまたはインターネットから事前予約をしてもらい、11月19日から12月10日まで、別府市役所1階レセプションホール、別府商工会議所、JR別府駅構内にあるワンダーコンパスで販売を行う予定。予約サイトやコールセンターの番号は決定次第知らせる。使用期限は来年3月末まで。
 事業費は3億5千万円で、2億8300万円は普通地方交付税でまかない、残りの6700万円は予備費から。
 長野市長は「新型コロナウイルス感染症の影響により、消費の落ち込みや地域経済を担う多くの事業者の売上が減少する中、市内事業者を応援し、市民の消費活動を支援するとともに、市外にお住まいの皆さんからもお買い求めいただくことで、別府市の経済活動の回復に向けたエールとなることを期待しています」と話した。