ドラフトで明豊の京本眞投手を指名

指名を受けた京本眞選手

 プロ野球ドラフト会議が11日午後5時、東京都内のホテルで行われた。12球団で本指名77人(セ・リーグ38人、パ・リーグ39人)と育成指名51人(セ・リーグ19人、パ・リーグ32人)の計128人が指名された。
 明豊の京本眞投手=最速146㌔、189㌢、80㌔=がドラフト会議が始まって3時間後の午後8時、巨人・読売ジャイアンツに育成枠7位で指名された。校長室でドラフトを見ていた京本選手、岩武茂代校長、川崎絢平監督らは盛り上がった。
 記者会見で、指名を受けた京本選手は「プロ志望を出したときから、何位でもどこの球団でも選んでいただけるなら、100%行くと言う気持ち。順位などは関係なく、プロ野球というスタートラインに立てた以上、覚悟と自覚をしっかり大切にして、することをしっかりする。プロの世界に行くまでの期間が一番大切と思っています。2年後、3年後に一軍の舞台に立てるように練習していきたい」と話した。
 「プロ野球選手としてどのような選手になりたいか」と問われると、京本選手は「一番は、ファンの方々やいろんな人に愛されるような選手になりたい。目標にしているのは、広島カープの森下暢仁投手。野球以外の面でも、日々の生活や野球に対する姿勢などを大切にしていく」と答えた。
 大分市出身の森下投手については「理想の投手像。投手として尊敬しています」と述べた。
 持ち味については「直球で押していくタイプではない。試合の中で修正し試合を作っていくことが良さだと思うので、プロの世界でも良さを消さずに直球の強さや変化球の精度を上げていって、1軍でも勝負ができる投手になりたい」と答えた。
 ジャイアンツの印象は「野球を始めたころからジャイアンツは、プロの中でも一番強いという認識なので、そのような球団で野球が出来るという喜びが大きい」と話した。
 京本選手が3年間で伸びたところを問われた川崎監督は「力強さはまだ足りていませんが、3年間の中で少しずつスピードが上がってきました。器用なタイプなので後は力強ささえつけば、勝負が出来るかなと思います。ただ育成という立場なので、がむしゃらに頑張ってくれればと思います」と答えた。