別府、佐伯両市と旅館ホテルがタイアップ

別府市と佐伯市の観光を楽しめる「おかえりなさいき」キャンペーンを
実施することを発表した長野別府市長、田中佐伯市長、西田会長(左から)

 別府市と佐伯市、別府市旅館ホテル組合連合会はタイアップ企画「おかえりなさいきキャンペーン~別府で温泉&佐伯で海鮮~」を11月1日からスタートする。22日午後3時、別府市のホテル白菊で長野恭紘別府市長、田中利明佐伯市長、西田陽一別府市旅館ホテル組合連合会長が出席して、記者発表を行った。
 別府市と佐伯市は昨年10月に地域連携交流に係る覚書を交わしており、修学旅行の相互利用を行った。今回のキャンペーンは、交流の第2弾となる。
 別府市内の旅館ホテルで宿泊すると、佐伯で海鮮などを楽しめる食事券を1人3千円分プレゼント。佐伯市内の旅館ホテルに宿泊すると佐伯市内で買い物が出来る1人2千円分の商品券をプレゼントするというもの。実施期間は来年1月31日までだが、なくなり次第終了となる。
 食事券は、別府市内の組合に加盟する施設のうち27施設に宿泊した18歳以上(高校生を除く)が対象。対象施設で宿泊証明書をもらい、佐伯市観光案内所へ持っていくと、食事券と交換してもらえる。56店舗で利用できる。食事券が利用できるのは、チェックアウトの翌日まで。3千セットを準備している。
 商品券は、佐伯市内の19施設に宿泊した18歳以上(高校生を除く)で、宿泊した際に体温確認やアンケート記入をした人。96店舗(食事券対象施設を含む)で使うことが出来る。限定、1万2500セット。
 田中佐伯市長が「昨年は、修学旅行に行けない子どもたちのためにお互いを訪問し、佐伯市から31校1061人が、別府からも13校866人が佐伯を訪れてくれた。修学旅行の交流は引き続き行うと同時に、コロナ禍の反転攻勢で観光の元気を取り戻すため、お互いがメリットを分け合うキャンペーンを行う。別府は県内ナンバー1の観光地。連携、調和、発展がアフターコロナの考え方だと思う」。
 長野別府市長は「両市の素晴らしさを認識できるもの。それぞれの自治体が連携することで、多くの宝を共通し、お客を呼ぶものになると思う。新型コロナウイルスが落ち着いてきたこの時期に、これをきっかけに本格的に経済状況が回るきっかけに出来る。我々も負けないように魅力を発信し、相乗効果で世界に発信していきたい」。
 西田会長も「少しずつだが、安心して動けるものを作ってもらい、勇気と元気をもらっている。安心して旅行に行けると背中を押してもらえるものになると期待している。安全・安心に訪れてもらえるように、我々も努力していきたい」とそれぞれ述べた。