コズミックカレッジに20人が参加

傘袋ロケットを作る児童ら

 別府ビーコンプラザは「JAXAコズミックカレッジ」を23日午後1時30分、ビーコンプラザレセプションホールで行い、市内外から児童20人が参加した。
 ビーコンプラザの清水賢二さんが、講師紹介などを行った。
 ミッション1として「ロケット発射体験・かさふくろロケット工作に挑戦しよう!」を実施。講師は、JAXAコズミックカレッジプログラム講師の渡辺克裕さんが務めた。
 「宇宙に行くために必要なのは、ロケット。すごい勢いで燃料を燃やすが、どこに飛んでいくか分からないのは危険。コントロールにはバランスが大切」と説明した。
 小惑星イトカワとリュウグウの説明後、かさ袋ロケットの作成に移った。まず、傘袋に空気をぱんぱんに入れて、空気が漏れないようにテープで栓をした。先の部分を丸くするためにテープで止め、羽をつけて、実際に飛ばしてみた。ほとんどの児童が上手く飛ばなかったので、渡辺さんがロケット改良のコツを伝授。児童はそのコツを実践し、再度飛ばすと真っすぐ遠くまで飛んでいた。
 宇宙エレベーターロボット協議会大分県大会実行委員会事務局長の髙野哲久さんと(株)オーイーシーの三重野秀昭さんを講師にミッション2「宇宙エレベーターをプログラミングしよう」を行った。ジオラマを使い、地球から宇宙エレベーターを出発させ宇宙ステーションに到着させるというもの。児童はタブレット端末を使って、エレベーターの速度、動く距離などをプログラミングして、実際に発進させた。ちゃんと到着するもの、宇宙ステーションにぶつかるもの、距離が足りなかったものなどがあり、児童は動く距離を調整していた。ミッション3として「無人航空機『ドローンサッカー体験』」を行い、(株)オートバックスセブンの吉田慶吾さんが講師を務めた。
 参加した市内在住の中村心花さん(9)は「ロケットも作ったし、初めてプログラムをして、面白かった。またしたいし、ロケットは家でも作りたい」と話した。