別府市が補正予算案で2億5千万円計上

 別府市は、旧山の手中学校に開設している「別府市PCR検査センター」について、3月末までの開設を6月末まで延長することを決め、開会中の別府市議会令和4年第1回定例会の最終日となる22日に補正予算案を上程する。
 令和3年度補正予算で競輪事業特別会計から2億5千万円を一般会計に繰り出し、財政調整基金へ繰り入れ。翌年度に繰り越すため、債務負担行為を行い、令和4年度補正予算で新型コロナウイルス感染拡大防止事業として、センターの関連予算とする。
 検査センターは、昨年6月から開設している。感染状況により利用者が増減しており、最大で1日約570人が訪れたこともあった。センターでは、無症状の人を対象としており、市民はPCR検査と抗原検査を、観光客などは抗原検査を受けることが出来る。PCR検査は1日150件、抗原検査は1日400件を受け入れる態勢を整えており、訪れた人は断ることなく検査を行っている。
 13日現在で、PCR検査は延べ3万1608人、抗原検査は延べ2万340人、合わせて延べ5万1948人が検査を受けており、461人の陽性を確認した。これまでも感染状況を見ながら延長を繰り返し、今回の延長で1年間を超える開設となる。