日出町が5月に行政機構の一部見直し

 日出町は、5月1日付で機構改革をおこなう。社会情勢の変化や多様化・高度化する住民ニーズを踏まえて、日出町が将来像としている「住むことに喜びを感じるまち」を実現するため、行政機構の一部の見直しを行い、現在の25課60係から22課54係にスリム化を図る。
 DX(デジタル技術を活用した変革)を推進するため、政策推進課を「政策企画課」に変更し、「デジタル戦略係」を新設。商工観光課を「まちづくり推進課」に変更し、商工業・観光業の振興と地方創生を一体的に進めていく。
 町民の生活に身近な環境などについての体制を強化するため、住民課と生活環境課を統合し、生活環境課のゴミなどの環境に関することや狂犬病予防に関することなどを、「住民生活課」に移管。関係性の高い国民健康保険と国民年金の業務を、健康増進課内の国保年金係に集約する。また、介護保険係と地域包括支援センターを「介護福祉課」(現・福祉対策課)に移管して、福祉行政を一体的に進める。
 交通安全と防犯の業務を総務課内の危機管理室に集約して、町民の安全・安心な生活のための体制を整備する。社会教育課と文化・スポーツ振興課を統合して「社会教育課」とする。
 これを受けて、日出町は15日、人事異動を内示した。課長級13人、課長補佐級28人、係長20人、参与・副主幹以下64人の計125人が対象。課長補佐級の異動内容は次のとおり(敬称略、カッコ内は旧職)。
【課長級】▽総務課長(総務課長兼商工観光課長)帯刀志朗▽総務課参事兼危機管理室長(健康増進課長補佐兼新型コロナウイルスワクチン接種対策室長)後藤将児▽財政課長併上下水道課参事(財政課長)白水順一▽政策企画課長(生活環境課長)梶原新三▽まちづくり推進課長(総務課参事兼危機管理室長)藤本周司▽住民生活課長(住民課長)伊豆田政克▽介護福祉課長兼地域包括支援センター所長兼保健福祉センター所長(福祉対策課長兼保健福祉センター所長)山口佳子▽健康増進課長(政策推進課長)木付達朗▽都市建設課参事(契約検査室長)中山雅広▽上下水道課参事兼課長補佐兼浄化センター次長(契約検査室次長兼検査係長)藤井英明▽農業委員会事務局長併農林水産課参事(町立図書館長)宇都宮博▽社会教育課長兼中央公民館長兼町立図書館長(文化・スポーツ振興課長)後藤良彦▽教育総務課長兼学校給食センター所長(教育総務課長)古屋秀一郎