別府大学文化財研究所は「荘園の里推進委員会」の受託研究として「世界農業遺産 田染荘のトンボと生き物たち」の冊子とリーフレットを制作した。令和３年度世界農業遺産ブランド推進事業補助金で作られた。
冊子はＡ４版６３㌻で、トンボ５２種類のほかチョウ・植物などが掲載されている。リーフレットはＡ３版で、４月から１１月の月別で見られるトンボ・チョウ・鳥・植物などが紹介されている。
豊後高田市内の小・中学校に配付した。リーフレットは実際に持って田染荘を歩いて、そこで見られる昆虫など自然環境に関心を持ってもらうことが目的。冊子は、子どもたちに教える大人のための教材となる。
冊子は、別府大学図書館で見ることができる。
調査した佐藤さくら別府大学歴史文化総合研究センター非常勤は「田染荘の今の現状を記録したかった。各年ごとに確認できた昆虫などの『確認表』もつけています。近年確認できていない昆虫などもあり、環境の移り変わりを感じます」と話した。