別府市教育委員会が学校対応を通達

 別府市教育委員会は6日からの新型コロナウイルス感染症に対応した学校生活について、保護者に通達した。
 別府市内での感染状況は高止まりが続いており、県内では学校や大会でのクラスターが確認されるなど、子どもたちを取り巻く環境は依然として注意が必要。そのため、改めてコロナ対応について協力を呼びかけた。
 基本的な感染対策の実施として、▽感染源を絶つこと=家庭での健康観察、学校での健康観察▽感染経路を絶つこと=手洗い、手指消毒等の徹底、消毒液等を使った清掃の実施▽身体全体の抵抗力を高めること=十分な睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事を心掛ける。
 集団感染リスクへの対応として、密閉、密集、密接の「3密」を防ぐため、可能な限り窓は常時開けて換気を行い、児童生徒が向き合わないように配席したり、向き合う場合は長時間のグループワークや近距離での会話を避け、原則マスクを着用するとしている。ただし、十分な距離が確保できる場合や、熱中症の恐れがある場合などは一時的にマスクを外すなどの判断を行う。
 医療的ケアを必要とする園児・児童・生徒や基礎疾患等のある子どもたちへの対応については、主治医や学校医に相談して個別に登校(園)を判断し、登校しない判断となった場合は、出席停止扱いとなる。さらに、子どもと接する教職員は自身の体調管理をしっかりと行うなど注意をする。
 小中学校における学習指導では、共用の教材、教具、情報機器などを使用する場合は、使用前後に手洗いや消毒をし、年間指導計画を工夫して実技指導を検討。中学校の部活は通常通り行うが、感染予防対策を徹底。給食については、机を向かい合わせにせず、会話を控える。
 新型コロナに感染した人やその家族、関係者等なへの偏見や差別を行わないように指導をしていくとしている。