県赤十字血液センターが感謝状

感謝状を手にする原田真美さん
献血運動推進全国大会で当時の皇太子殿下
(現・天皇陛下=右)からお言葉をかけられる原田さん

 別府市田の湯町の原田真美さんは昨年12月26日の60歳(還暦)の誕生日に献血700回を達成。大分県赤十字血液センター(山田健治所長)から感謝状が贈られた。毎月1回の献血を続けており、4月で704回に。
 同センターは「700回という数字は多くの人が達成できるものではありません。コロナ禍で協力者が減少しており、輸血用の血液確保に苦労しています。今後とも献血に協力して下さるようお願いします」とコメントしている。
 原田さんは明星高校2年生、16歳のとき保健体育の先生から「人助けのため献血に協力しよう。献血すると血液の循環が良くなり、メリットがある」とすすめられ、初めて献血をした。
 平成16年7月の第40回献血運動推進全国大会では、献血をしている原田さんに、ご来県した日本赤十字社名誉副総裁の皇太子殿下(現天皇陛下)が「いつも献血に協力してくれ、ありがとうございます。これからも可能な限りご協力を」とのお言葉をかけられた。このとき424回目の献血で、感激した原田さんは、上限の69歳まで献血を続けようと心に決めた。
 「節目の100回、200回と自分の道をかみしめてきました。何回続けようと目標は特にありませんが、体調に気をつけ69歳までは献血に協力したい。積み重ねていくことが好きな性格でして……」と話している。