第34回べっぷ鶴見岳一気登山大会

海抜ゼロ㍍のスパビーチを元気よく走り出していくいだてん天狗タイムレース参加者
境川をのんびり歩きながら
自然を楽しんだウォークの参加者

 第34回「べっぷ鶴見岳一気登山大会」が15日に開催され、午前8時半からスパビーチで開会式が行われた。これまで新型コロナウイルスの影響で開催されておらず、3年ぶりの大会で、参加人数も縮小して行われた。
 一気登山は、海抜ゼロ㍍のスパビーチから、1375㍍の鶴見岳山頂まで、幹線道路を一切通らない日本唯一の登山コースとして人気が高い。約12㌔のコースでタイムを競う「いだてん天狗タイムレース」、約12㌔を歩く「のびのびさくらウォーク」、約8㌔を歩く「GO!GO!GO!ハーフウォーク」の3つがあり、日本全国から1593人のエントリーがあった。
 開会式で、伊豆富生実行委員長が「2年間お休みをいただき、本来は4月開催だったのが予定を1カ月延長させてもらいました。家族、仲間で思う存分よい空気と共に別府の自然を楽しんでください」とあいさつ。
 来賓の松﨑智一副市長(市長代理)が「コロナ禍前よりも人数は抑えていますが、多くの人が集まっていただきました。多くの人の協力で大会が出来ていることに、改めて感謝をします。私ものびのびさくらウォークに参加します。楽しんで頑張って下さい」と述べた。ハーフウォークに参加した渡邊タツミさん(81)=別府市新別府=に最高齢者賞、沖縄県から参加した阿部進さん、さやこさん夫婦に遠来賞が贈られた。
 久しぶりの大会ということもあり、常連の参加者も多く「元気だった?」「今日は頑張ろうな」とお互いに声をかけ合う場面が多く見られた。
 いだてん天狗タイムレースを皮切りに次々と出発。ウォークの参加者はのんびりとした雰囲気の中で元気に出発し、境川沿いに自然を楽しみながら歩いた。タイムレースの上位の成績は次のとおり(敬称略)。
 ▽総合の部①野仲勝彦(大分県)1時間23分11秒②河村剛(同)1時間25分18秒③金澤健(同)1時間25分50秒▽女性の部①鮒子田麻衣(埼玉県)1時間34分35秒②東美沙(大分県)1時間38分01秒③宮川由香(長崎県)1時間48分06秒▽シニアの部①米丸浩一(宮崎県)1時間38分12秒②山本強志(山口県)1時間40分16秒③富田実夫(宮崎県)1時間40分41秒