式典開催などに向け実行委員会設置

市政100周年を前にスケジュールなどを確認した総会

 別府市は令和6年4月1日に、市政100周年を迎える。記念式典などを行うため、市政100周年記念事業実行委員会を立ち上げ、総会を28日午前10時、市上下水道局会議室で行った。
 委員会は、行政、観光・商工関係者、大学、福祉関係、市民からの応募委員など19人で構成されている。長野恭紘別府市長が委員を代表して市民委員の藤原友子さんと東昭弘さんに委嘱状を手渡して「今からしっかりと準備をしなければいけません。代表的な資源である温泉の恵みを享受し、分かち合い、観光客にも楽しんでいただきたい。歴史、産業、文化を徹底的に磨き、時代に合わせて変化して発展してきました。先人に思いを馳せ、未来永劫にわたって引き継ぐ節目となる事業にしたい。2年はあっという間。キタンのないご意見をいただきたい」とあいさつ。
 議事に入り、長野市長を委員長に、副委員長に市原隆生市議会議長、西謙二別府商工会議所会頭、大平順治市自治委員会長、西田陽一市観光協会副会長を選任。6人を式典部会、8人を広報・イベント部会に分けた。また、阿南寿和、松﨑智一両副市長をはじめ部長級で推進会議を構成することを説明した。
 記念事業の基本方針を「市民総参加による市政100周年を言祝(ことほ)ぐ記念行事を挙行し、90を超える国と地域から集う留学生を含む市民の連帯と共生、べっぷへの愛と誇りを創生するとともに、別府で生きる人々が伝統的な行事、催しはもとより、地域に密着した芸術文化活動を想像することによって、新たな価値や持続可能な別府の魅力を創出し、このまちのかたちを国内外に発信することで、世界中の人々に『アートのまち』としても認識され、豊かな未来に向かって地域を磨き続ける」とした。
 今後は、ロゴマークやキャッチフレーズを作ったり、式典では「別府宣言」をしたい考えを示した。具体的な内容については、今後話し合いの中で決めていく。式典は令和6年4月に行う予定。