温泉文化を持続可能にするために

ディスカッションでは活発な意見交換が行われた
フィールドワークでは寿温泉で清掃活動を体験=ビービズリンク提供

 別府ONSENアカデミア実行委員会と一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKは、地域課題解決型ワーケーションプログラムを21、24日に実施した。
 「免疫力日本一宣言」に向け、温泉の効果を医学的に検証・発信する取り組みを進めており、企業に腸内細菌検査に協力してもらうと共に、地元の大学生と「温泉文化を持続可能にするために」をテーマに、地域課題を考えるプログラム。
 21日午後1時から、寿温泉でフィールドワーク「地域の温泉を守る取組を知る」をテーマに実施。現地では、別府大学温泉愛好会の重光宏哉さんと前田幸汰さんが大学生の取り組みについて説明し、ワーケーションプログラムに参加している、株式会社バスクリンの社員が参加し、清掃体験もした。
 24日は午前10時半から、コワーキングスペースLINKで「温泉文化を持続可能にするために」をテーマにディスカッションを行った。企業側がらバスクリンの東原好克バスライフ推進部長ら4人、大塚製薬株式会社福岡支店大分出張所の藤浦健人所長ら2人、地域からは、花田潤也ゲストハウスイン・ブルーム・ベップオーナー、汐見泰美有限会社サンエスメンテナンス取締役専務ら3人、学生の重光さん、山田笑莉立命館アジア太平洋大学2回生が出席。
 日置伸夫別府市観光・産業部次長兼観光課長が「若い世代の人にいかに温泉を利用してもらうか。大学生は8千人以上いますが、地域の温泉になかなか入ってもらえていない。効能や温泉の良さをどう伝えていくのかが課題だと思います」とあいさつ。
 2つのグループに分かれて、はじめにそれぞれが考える課題について意見を出し合い、次にその課題を解決するために必要なことについて話し合った。各グループからは「施設が老朽化している」「現実的なメリットが分かりにくい」「健康になると言われても、若い人にはあまり響かないのではないか」などの課題への意見が出た。一方で「美容に良いなどのメリットが分かれば」「学内でスパポート(温泉道)を配ればもっと広まるのでは。極端なことを言えば、大学の入学式で入学生に配るとか。入るきっかけをつくるために、興味を持ってもらえるものを」「他と違う良さを伝える必要がある」など多くの意見が出た。