別府市主催、別府市教育委員会共催の令和4年度別府こども環境絵画・作文の表彰式が26日午後4時半、市役所で行われた。
市内の小中学生から211点の応募があり、小学校絵画の部で安藤優希菜さん(12)=朝日小6年=、中学校絵画の部で梅崎桜さん(15)=東山中3年=、小学校作文の部で彌田幸輝さん(10)=境川小4年=が優秀賞に選ばれた。
阿南寿和副市長と寺岡悌二教育長が表彰状と記念品を手渡した。阿南副市長は「人間は、自然界のものを利用して豊かな生活をしていますが、あまりにも豊かさを追求し、地球が悲鳴を上げている状態だと思います。今生きている時代だけではなく、100~200年先まで幸せに暮らせる地球を残していかなければいけない。そのために、何をしなければならないか、皆さんの作品の中にある」とあいさつをした。
安藤さんは、由布市にある男池(おいけ)に行った時にみたキレイな水をイメージして描いた。「キレイな場所を1つでも多く残したいという気持ちを込めて描きました。自分が選ばれるとは思っていなかったので、びっくりしましたが、うれしいです」。梅崎さんは、絵具でキレイな町の未来を描いている絵を描いた。「市内を歩いている時に、ゴミが捨てられていて汚い所があって、またキレイになればという気持ちで描きました。別府がキレイになればと思います」。彌田さんは、夏の昆虫が秋にもいることから地球温暖化の問題に興味を持ち、「大人になった時に暮らしにくくならないように、今から1人ひとりが小さな工夫をしていく必要がある」と作文に書いた。「地球のことを思いながら書きました。(受賞して)うれしかった」とそれぞれ話した。
入選作品は27日から11月7日まで、市役所1階のエレベーター前に展示している。