石垣小1年生対象に「木育教室」

木製コースターにSDGsのカラーリングをした

 別府市と大分県森林組合連合会(井上明夫会長)は10日午前10時45分、市立石垣小学校の1年生61人を対象に「木育教室」を開催した。日本文理大学の学生もお手伝いとして参加した。
 森林の果たす役割や、SDGs(持続可能な開発目標)について学び、理解してもらう環境教育の一環。県内の市町村と連携して実施しており、別府市内では別府中央小学校5年生と山の手小学校5年生でも行う。森林環境譲与税を活用した事業で、今年度初めて実施した。
 甲斐昌吉森林組合連合会森林組合課長が「一緒に工作をして、思い出に残る楽しい授業にしましょう」とあいさつ。同連合会の首藤慎太郎主事が木は長い時間をかけて成長していることや、スギとヒノキの葉の触り心地、香りの違いなどを説明。子どもたちは木の香りをかいで「家のにおいがする」とうれしそうに話していた。
 工作の授業では、SDGsのカラーホイールコースターを作った。丸く切った木に17の目標ごとの色を塗っていった。使用した木は、別府市の市有林から産出された木材を使用している。
 最後に、記念に木を作ったプランターをプレゼントした。