別府市民向けの防災アプリ「サトモリ」が1日からスタートした。別府市とNTTデータが令和3年に締結した「誰もが安全安心なまちづくり推進に向けた連携についての協定」に基づき、開発された。
これまでも、全市的に情報を発信していたが、「サトモリ」は、一人ひとりの住環境や生活環境に応じて、情報がプッシュ形式で配信されることが大きな特徴。
各種災害情報が発表されると、事前に登録した住居地及び該当地区にいる人に情報が送られ、警戒レベルに応じた避難行動を表示。「災害マップ」では、地図上に現在位置での災害情報や避難所を表示する。「マイ・タイムライン」では、警戒レベルに応じた避難行動計画を簡単に作ることができる。
また、「家族等安否確認」サービスがあり、事前にアプリ登録している人と連携させておくと、遠くに住む家族等の状況を知ることができる。位置情報をオンにしておく必要があるが、家族だけではなく、要支援者と支援者が連携することで、避難の状況が分かり、支援につながることも考えられる。
逃げるタイミングが分からず、亡くなるケースも全国的にはある。アプリを入れることで防災意識を高めてもらうことが重要。防災危機管理課では、防災訓練の時にみんなでマイ・タイムラインを作成するなど活用することも提案していきたい考え。カスタマイズした情報を届けることで、自分ごととして考えてもらい、視覚に訴えた防災活動につなげる。
インストールは無料で、市報2月号の裏表紙のQRコードを読み込むか、AppStoreかGooglePlayから「サトモリ」で検索を。