新人は小野、重松両氏

公明党公認の(右から)小野、重松両氏

 4月の別府市議選で公明党は堀本博行、荒金卓雄両氏が勇退。その後継者に小野佳子(57)、重松康宏(56)両氏の新人2人を公認した。
 小野氏は別府商業高から別府大学短期大学部を卒業。日本旅行に入社後、大分リーセントホテルに入社、創価大学通信教育部経済学部を卒業。有限会社小野一、有限会社真愛企画、ホテルニューツルミで働き、観光に関しては即戦力の人材。
 「別府を訪れる年配の観光客が動きやすいツール(道具)として観光マップの作成を市に提案したい。減災マップも必要で、一人暮らしのお年寄りが災害時の避難先に迷わずにすむよう市に働きかけたい。別府市議会は女性議員がまだ2人しかいません。子育て支援は党としても力を入れている政策。女性の視点、母親の視点、主婦の視点で取り組みたい」と話す。
 重松氏は県立別府鶴見丘高校から創価大学法学部を卒業。トキハ別府店で25年間勤務した。
 「私も非正規雇用だったので苦労した経験があります。現在、賃上げ、時給アップが大きなテーマになっています。別府市の経済活性化に取り組んでいきたい。地域を回っていると、高齢者から公共交通機関が利用しにくいとの声を多く聞きます。地域の実情に合った交通網の整備が必要です。また、障がい者も健常者も同じように楽しめるユニバーサルツーリズムの実現に別府市が先頭に立って取り組むように働きかけたい」とそれぞれ熱っぽく訴えかけている。