中部中学校の運営協議会

文部科学大臣賞を受賞した中部中学校の学校運営協議会メンバー
生徒会執行部も参加した学校運営協議会

 別府市立中部中学校(佐藤裕一校長)の第4回学校運営協議会を2月14日午後3時30分、同校少人数教室などで行い、同協議会委員の権藤和雄会長ら9人、生徒会執行部(国武虹音生徒会長)15人が出席した。
 はじめに、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体化推進に取り組んだとして同協議会が3日に文部科学大臣表彰を受賞したことを報告。
 同協議会が今年度実施した取組は▽制服見直し検討委員会の立ち上げ▽ドリームスクールの承認と支援▽学校課題の対策として「多様な学び親の会」▽学校運営協議会と生徒の意見交換会▽1年生全員と地域(自治会長など)の意見交換会(地域とつながるドリームスクール)―がある。受賞の要因として、同校と地域とのつながりが認められたことがあるとしている。そして、大きな役割を担ったのが「中部ひとまもり・まちまもり協議会」の存在で、今後は子どもたちのために中部ひとまち協議会との連携をより深めていきたいと考えている。
 協議会では権藤会長、佐藤校長がそれぞれあいさつした。
 協議・意見交換会に移り、生徒会執行部がそれぞれ自己紹介をし、国武生徒会長があいさつした。
 佐藤校長が今回のテーマ「中部中の子どもたちが地域とともに歩むためには」を説明。その後、委員と生徒会は4班に分かれて、地域から学ぶことや地域と一緒にできることを話し合った。話し合い終了後、少人数教室に戻り、清掃活動などについて発表した。
 また、協議会の前に学力向上会議を行い、学校関係者、市教委、協議会委員が出席した。
 文部科学大臣表彰を受けた権藤会長は「委員の皆さんは、中部中学校の子どもたちへの愛情にあふれており、会議ではいつも活発な意見が交わされています。今年度は新たに学校運営協議会委員と各学級委員の生徒と意見交流する機会を設け、生徒の意見を取り入れながら学校の教育目標『夢を持ち自ら学び続ける生徒の育成』達成への支援を続けてまいりました。特に中部中ひとまもりまちまもり協議会と共催で行った『地域とつながるドリームスクール』では子どもたちが地域の大人の生き方に触れ、自分の将来に大きな希望を持つことができたのではないかと思います」。
 佐藤校長は「この一年間、学校運営協議会で新たな取り組みを勧めてきた。その取り組みが認められ、文部科学大臣表彰をうけることができて嬉しい。これも権藤会長をはじめとする委員の皆さんの成果だと感謝しています」。
 同協議会担当の山村精一主幹教諭は「今後も生徒の意見を大切にしながら、学校運営協議会との連携をふかめ、地域とともに歩んでいける生徒を育てていきたいと思う」とそれぞれコメントした。