稜線に御神火が沿う

稜線がオレンジの炎に染まった扇山火まつり
出発式に市消防本部・署・団員ら約110人が参加した

 第109回別府八湯温泉まつりの「第47回扇山火まつり」が3日午後6時、行われた。
 扇山火まつりは、日本最大級の火の祭典で春を告げる炎のショー。市内各所で多くの市民や観光客が写真や動画を撮影している。
 別府扇山ゴルフ場レストハウス前で午後5時30分、出発式が行われた。市消防本部・署・団員約110人が参加した。
 長野恭紘別府市長兼市観光協会長が「この3日間は非常に天候に恵まれ、4年ぶりにフルスペックで全力を出し切った別府八湯温泉まつりということで、市民や県内外の多くの皆さんに来ていただいて賑わいを見せてくれました。来年は市政100周年で今年は『プレの年』と位置付けています。第109回温泉まつりのファイナルとなる火まつりを、多くの皆さんが楽しみにしています。皆さんには最後まで安全な消火までお世話になります。責任感の中にも、少しでも楽しむという気持ちをもって、事故やケガのないようにお願いします」とあいさつ。
 参列した来賓の小野正明別府市議会副議長、阿南寿和副市長、倉原浩志別府商工会議所専務理事、大平順治別府市自治委員会会長、小林直基陸上自衛隊別府駐屯地第41普通科連隊長ら、1日に初お披露目をしたミス別府の坂本心実さん、堀口未来さん、松田真凛さんの3人が紹介された。
 権藤和雄別府八湯温泉まつり実行委員会実行委員長が「今回47回目を迎えまして、これまで無事にここまできました。これも消防署、消防団、自衛隊、警察、扇山ゴルフ場の方々の協力があったからこそです。2つの新しい試みとして、消防団の方々が分かるように分団が記載された幟(のぼり)を作りました。もう1つは市政99周年ということで花火を75発を上げます。皆さんの安全を第一に活動して下さい」と激励した。
 続いて、藤内英伸市消防団長が「消防団員は火を点けることなく、消火活動のみに集中し、各分団長の指示に従い行動してください」と述べ、配備位置への号令を発した。
 式前に扇山中腹以上の配置についている署員75人、団員215人が警備に当たった。
 午後6時、市扇山採草組合員らが1日に八幡朝見神社で採火した御神火で点火。炎は、山頂から徐々にふもとへと広がり、夜空を炎のオレンジ色が彩った。いろいろな場所で、市民や観光客が稜線に沿う火を写真や動画におさめていた。また午後7時30分にサプライズで花火75発が陸上自衛隊第41普通科連隊のグラウンドから打ち上がり、文字通り火まつりに花を添えた。