別府市のGW入込調査結果を発表

初日は雨模様だったが、多くの観光客が訪れた(4月29日、鬼石坊主地獄で)

 別府市は29日、2023年度ゴールデンウイーク(4月29日~5月7日)の入込調査結果を発表した。
 今年のGWは、新型コロナウイルス感染症に伴う水際対策の大幅な緩和や、マスク着用が個人判断になるなど、方針の転換が図られ、観光需要の高まりとともに、多くの人が訪れ、賑わった。
 観光施設は、九州自然動物園アフリカンサファリ、別府ロープウェイ、城島高原パーク、高崎山自然動物園、べっぷ地獄めぐり、うみたまご、別府ラクテンチ、スギノイパレス、地獄蒸し工房、ハーモニーランドの10施設で調査した結果、入場客数は、24万8791人で、前年同期比で0・1%増と、昨年並み。客足は順調に推移したものの、初日と後半に悪天候となり、屋外施設を中心に影響が見られた。コロナ禍前の2019年度と比較すると、35・8%減。
 交通機関は、高速道路の別府インターチェンジでの乗降車数は14万4100台(前年同月比3%増)。船舶(フェリーさんふらわあ、宇和島運輸)では、降客数9964人(同44・6%増)、降車数3768台(同28・7%増)。いずれも前年同期を大きく上回ったものの、船舶はコロナ禍前の水準には至らなかった。
 宿泊施設(36施設)での宿泊客数は、5万3755人で、前年同期比5・6%減となった。連休の途中で平日を挟むなど、曜日の並びの悪さの影響や、一部の施設で改修や人手不足に伴う予約の制限が影響したものと見られている。地区別では、北浜・中央地区2万5223人(同1・9%増)、観海寺・堀田地区1万5396人(同19・1%減)、鉄輪・明礬地区3877人(同0・1%減)、その他地区9259人(同0・3%減)だった。