米カルフォルニア州シリコンバレーにあるレガート音楽院=友永治奈さん(59)経営=の生徒5人とその父兄が26日、別府市東荘園の書家、荒金大琳別府市美術協会長の仕事場を訪ね書道を体験した。
17歳から23歳の生徒たちで、夏休みを利用して1週間、光の園白菊寮でボランティア活動をしながら日本文化を学ぶため、この日の体験となった。
音楽院では日本語も学んでおり、荒金氏の説明を理解できる様子。漢字のルーツといえる中国の甲骨文字「愛」「山」「東」「馬」「羊」などに挑戦。墨をすることから始め心を落ち着かせ書に。音楽院の生徒ブロンダー・チャン・エレナさん(23)は「書道は2回だけど、とても難しい」と言いながらも真剣な表情で筆を走らせていた。
荒金氏は「書道が上手なのに感心しました。すごくよくできている。米国では書道熱が高いと聞いています」と話していた。