鉄輪で体験型展示会を開催

屋久島ブースでは屋久島産の果物などが並んだ

 古く縄文時代から伝わる人と自然の調和・サステナブル・SDGs、地域を越え人が集い想いを共有し新しい文化を体験・交流する場を各地に作っていく「CrossSquare実行委員会」主催の「『縄文イズム』を継承した体験型展示会」を25日午後1時から同9時、別府温泉「かんなわゆの香」で開催した。今回が初めて。
 大分県からは別府市、大分市、由布市の3市、県外は鹿児島県屋久島、岩手県、福岡県、佐賀県、岐阜県、東京都、神奈川県横浜市から会社や事業主が32ブースが出展した。
 屋久島ブースでは、「有機炭農園はじめ」が育てた「タンカン」などの果物や石と貝殻を加工したペンダント、「白川茶園」のお茶、「カレイドスコープ」の森林セラピー、「水の精屋久島」の海洋プラスチックごみのアップサイクルワークショップなどが行われていた。また福岡県から来ていた「八百萬之神」(安田香代表)は藁を編んで作る「ねじねじ」のワークショップ、龍結びペンダントの販売など、東京都三鷹市から(株)ナファ生活研究所が竹から生まれた静菌性、消臭性、静電性、吸湿・吸水性、温熱効果を持ち合わせた繊維“TAKEFU”を使ったタオル・ソックス・下着などの販売(通販可)、神奈川県横浜市の「ハードプロテクト(株)」の天然植物由来成分を用いたコーティングで殺菌・消臭・抗菌などの効果を発揮する「SatoyamaCoat」などが展示しており、多くの来場者が事業主らの話を聞いていた。
 駐車場には、「美咲丸」(ローストビーフ丼など)、「おしゃべりなスプーン」(ビーフ黒カレーなど)、「きゅうとごぶんのいちふーどばす」(ロールケーキなど)のキッチンカー3台が来ており、来場者の胃袋を満たしていた。
 同実行委員会によると、今後も体験型展示会を開催する予定で日時や場所などが決まり次第、チラシなどで知らせる予定。