第10回別府版画会員展を開催

31日までサザンクロス4階で開催中

 別府版画会(毛利建一朗代表)が「第10回別府版画会員展」を31日まで、別府市ふれあい広場サザンクロス4階第2会議室で開催している。入場料は無料。時間は午前10時から午後4時、最終日の31日は午後1時まで。
 同展は平成26(2014)年にサザンクロスの主催講座「木版画入門」の前講師の谷口晶之氏(故人)が当時の別府市立美術館の西村駿一館長(故人)からの誘いを受けて「木版画入門」講座受講生の作品を展示した別府市制90周年記念事業の第1回別府版画会員展が始まり。今年は10回目の節目となる展示会だが、別府市美術館が改修工事で休館中のため、ホームグラウンドのサザンクロスでの開催となった。
 今回の展示会は、木版画により興味や関心を持ち木版画をやってみようと思う人が増えるよう「木版画入門」受講当時の作品を「初期作品」として展示、原画となるデッサン、作品の制作過程が分かる版木、これまでの展示会のパンフレットなどが展示されている。
 講師の穴井將巳氏は「会では木版画を楽しくしてもらうことを大切にしています。何を表現したいかを会員それぞれが見つけており、展示した版画から何か一つでも感じてもらえれば…」と話していた。