別府市は27日午後4時、市役所で仕事納め式を行った。部課長ら約100人が出席。
今年は、働き方改革で例年よりも1日早く仕事納めを行い、新年は、4日から業務は始まるが、休みがとりやすい環境づくりのため、仕事始め式と新年互礼会は9日に行われる。
長野恭紘別府市長が「1年間、大変お疲れ様でした。2人の新しい副市長をお迎えし、市民に寄り添う市政の実現を徹底してもらったと思います。様々な課題についても、徹底してスピード感を持って取り組んでもらった1年ではなかったかと思います。社会的に新型コロナが終わって、世の中が、別府市の賑やかさが戻ってきたと実感するところ。しかし、物価の高騰や全産業における人手不足がまだまだ解決できずに、観光が主要産業である私たちにとっても根本的に解決しないと、これから先の発展が見込めないと言う状況がある。しっかりと、社会課題の解決に向けて力を合わせて取り組んでいきたい」とし、1年の市政を振り返った。
「いよいよ、来年は市政100周年。この100年目をそれぞれのポジションで迎えるということは、大きな意義があると思う。それぞれの持ち場で、自分自身の周囲で先人に感謝し、これから先の100年を作っていくスタートの年と位置づけて、気分を新たに力を合わせて、素晴らしい別府市づくりにまい進したい。休みの期間に心身の健康を整えることにも注力してもらいたい」とあいさつ。
来賓の加藤信康市議会議長は「新型コロナが5類に移行し、行動制限が緩和されたことで、閉塞感からようやく脱却できたと思います。しかし、急激な物価高騰、大雨被害など市民生活を直撃する困難も多く、市民をはじめ職員も大変苦労したと思います。各分野で長野市長を先頭に、市民生活を支えるべく力を尽くしてもらいました。来年は市制100周年の節目の年。次の100年に向け、しっかりとバックアップしたい。引き続き、市民の安心、安全、幸福を守るため、日々の業務に取り組んでくれることを望んでいます」と述べた。