自立支援センターおおいたが文科大臣表彰

長年の活動が評価され、表彰されたことを報告した

 NPO法人自立支援センターおおいた(後藤秀和理事長)は27日午前9時半、長野恭紘別府市長に令和5年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受賞したことを報告した。
 同表彰は、障がいがある人が生涯を通じた多様な学習を支援・実践する活動や活動を行う個人、団体を讃えるもの。
 自立支援センターおおいたは、障がいがある人が企画・運営の主体となって、行政や民間事業者らと協働して重度の障がいがある人の権利擁護、地域のバリアフリー化の推進を目的に、様々な活動をしている。バリアフリーツアーを行ったり、別府市と協働で歩道の状況調査をしたり、大分県のユニバーサルツーリズム事業にも関わるなど、障がいの有無に関わらず、誰もが安心して暮らせ、積極的に社会参加ができるように、情報発信などを行っている。
 報告には、後藤理事長ら4人が出席。後藤理事長が「日頃からバリアフリーにご理解をいただいています。社会教育課に推薦してもらったのがきっかけで、受賞となりました。別府市では、より良い社会のため、特別なバリアフリーから当たり前のバリアフリーに舵を切っていると感じています」とあいさつ。
 長野市長は「共生社会実現のための活動をずっとしてもらっています。幅広い活動が認められたもの。今後もパートナーとして、多様な社会の実現に一緒に歩んでもらいたい」と話した。