陸上自衛隊別府駐屯地曹友会(佐藤耕作会長)は車イス2台を18日午前10時、別府市社会福祉協議会に贈呈した。
贈呈式には、同会の佐藤会長、阿部将司同会事務局長、河野利昭さん、市社会福祉協議会から釜堀秀樹別府市社会福祉協議会常務理事が出席した。
同会は、会員・家族相互の団結心及び連帯感の高揚を図り、陸曹の地位・役割を向上させ、駐屯地の魅力化・精強化に貢献するとともに、地域の福祉の向上に寄与することも目的に活動している。
今回は、西部方面曹友会リングプル推進事業で北部九州の部隊(福岡、長崎、佐賀、大分)で10年かけて収集したリングプル1500㌔㌘を、車イス2台と交換。別府駐屯地曹友会からの寄贈となった。
佐藤会長のあいさつ後、釜堀市社協常務理事に目録を手渡した。
釜堀常務理事が「西部方面曹友会の皆さんから貴重な車イスを2台の贈呈、ありがとうございます。リングプルを10年間かけて集めていただいた浄財です。別府市では車イスを無料で貸し出しています。観光に来た方が『せっかく別府に来たから観光をしたい』という要望があり、車イスを活用しています」と謝辞を述べた。
同会からは、平成24年、25年、令和2年、4年に1台ずつの寄贈があり、今回で5回目で通算6台目となる。
車イスは、町内公民館や地区公民館に置いており、災害時の一時避難などで移動してもらうこともあるので、今回の贈呈は非常に有益という。