別府市建設部参事兼公園緑地課長

視野を広く持ち事業推進

橋本 和久(はしもと かずひさ)さん(56)

 公共施設の建設や整備、道路、空き家対策、公園、都市整備など市民生活やインフラに関わる多くの分野を担当する建設部。
 「これまで、課長として課の事業を中心に考えてきましたが、これからは部全体のことも考えないといけない。例えば、新図書館等整備事業では、建物だけではなく、周辺環境の整備など、建設部の全ての課が関わることになる。視野を広くもたないといけないと思います」と話す。
 別府市出身で、広島工業大学を卒業。民間企業に勤めて、平成10年に別府市入り。平成29年に都市整備課長、令和元年からは公園緑地課長を歴任。
 「鉄輪で国のまちづくり交付金を活用した整備事業をし、石畳による道路整備に携わったことが思い出。特殊な工法で作られており、完成後は視察も多くあり、観光客も増えて成果が出たと思います」
 「平成22年に道路河川課(当時)の時に、流川通りの水路改修を夜間工事にて行ったことも記憶に残っています。昔は川が流れていた場所で、石積みの上に道路が作られており、陥没するかもしれないということで、夜間通行規制をして、下水管を入れる工事も一緒にしました。大変でしたが、安全な道路になりました」と振り返る。
 公園緑地課長になってからは、民間のノウハウを活用して事業展開を行う「パークPFI」が本格的に始まり、別府公園、鉄輪地獄地帯公園に続いて、現在、上人ケ浜公園と春木川公園の整備も進めている。他にも、障がいの有無などに関わらず、誰もが楽しめるインクルーシブデザインを取り入れた公園の整備、一部公園での花火の使用など、多くの人が公園に集まれる施策を市民の声を聞きながら進めている。
 趣味は、ボルタリングとトリニータ観戦、市役所のウインタースノー部に所属しており、スノーボード歴は30年以上。子ども2人は県外の大学に進み、現在は新別府で奥さんと2人暮らし。