
(写真は絆屋のりゅうきゅう)
文化庁が認定する「100年フード」にこのほど、杵築市が申請した「りゅうきゅう」が「伝統の100年フード部門」で認定された。
「100年フード」は、日本の多様な食文化の継承・振興への気運を醸成するため、地域で世代を越えて受け継がれてきた食文化を「100年続く食文化」として、文化庁とともに継承していくことを目指す取り組みの一環。
認定基準は▽地域の風土や歴史・風習の中で個性を活かしながら創意工夫され、育まれてきた地域特有の食文化▽地域において、世代を越えて受け継がれ、食されてきた食文化▽その食文化を地域の誇りとして、100を超えて継承することを宣言する団体が存在する食文化、の全てを満たしていること。
伝統の100年フード部門(江戸時代から続く郷土の料理)、近代の100年フード部門(明治・大正に生み出された食文化)、未来の100年フード部門(目指せ、100年!)の3つの部門があり、地方自治体や協議会、食関連団体、観光協会、DMO、民間団体などが応募できる。
認定されると、認定団体だけに配布されるロゴマークを活用し、ウェブサイトなどでの利用や公式ウェブサイトや文化庁が主催するオンラインシンポジウムなどでの情報発信などができる。
伝統の100年フード部門では、これまで県内で「戸次のほうちょう」「黄飯(おうはん)」「頭料理」「佐伯ごまだし」が認定されており、「りゅうきゅう」は5品目。
「りゅうきゅう」は、大分県の代表的な郷土料理。かつては、漁師のまかない飯として、また魚の保存食として南部の沿岸地域から県内全域に広まった。新鮮な魚を特製のタレに漬け込むことで、新鮮な魚の旨味を最大限に引き出し、ごまの香ばしさなど、地域ごとに育まれた個性豊かな味わいが楽しめる。
杵築市の沿岸部でも多くの魚が獲れる。杵築ブランドにも、絆屋の「杵築りゅうきゅう」が登録され、ふるさと納税の返礼品としてもりゅうきゅうは人気が高く、主力の返礼品だという。JAL国内線のファーストクラス、ビジネスクラスで機内食として提供されていたこともある。
認定されて杵築市では「大分県の郷土料理である『りゅうきゅう』という食文化を、文化庁とともに継承していくことを宣言するものです。関係団体と更なる連携を取りながら、杵築市の食の魅力発信に努めていきたい」としている。
