第2回別府市議会定例会の一般質問②

 令和8年第2回別府市議会は15日午後1時、一般質問を再開した。午前中に休憩に入った穴井宏二氏(公明党)、三重忠昭氏(市民クラブ)が別府市こどもと親のミカタAI「AI(あい)ちゃん」実証、HPVワクチンの男性の独自助成について・はしかの状況、5歳児健診事業、教育行政について質問した。

こどもと親のミカタAIとは

穴井宏二氏(公明党)

穴井 宏二氏

 穴井宏二氏が別府市こどもと親のミカタAI「AI(あい)ちゃん」実証の利用状況と効果について質問。
 内田千乃こども家庭課長は「6月5日現在で、登録者数は約460人。相談内容は、学校生活や不登校、友人関係や家族関係、子育てに関する悩み、将来の不安や孤立感など、さまざまな相談や心の声が寄せられている。またAIとのやり取りを通じて、支援の必要性がうかがわれ、関係機関との連携につながった事例も生じており、現在継続的な支援につないでいる」と答えた。
 穴井氏が「先日、報道された事案では、子どもがAIに相談したことをきっかけに、児童相談所に相談した。この報道を見て、子どもが誰でも相談できずにいるのではなく、まずAIに相談したことで支援につながった面がポイント。子どもが相談したこと自体が悪いのではなく、本来であれば困ったときに助けを求めることは大切なこと。AIに打ち明けることができる可能性と、相談を支援につなげていくことの重要性を示した事例と思う」と述べた。
 穴井氏が「今後の展望は」と質すと、宇都宮尚代こども部長が「今後は、実証結果を丁寧に分析し、安全性や運用上の課題を踏まえながら、相談の仕組みとしてどのような形が望ましいのか、本格的な事業化も含めて検討する」と答えた。
 そのほか、HPVワクチンの男性の独自助成について・はしかの状況、市営住宅などについて質問した。

5歳児健診事業について

三重忠昭氏(市民クラブ)

三重 忠昭氏

 三重忠昭氏が5歳児健診事業の内容、導入目的、課題について質問。
 内田千乃こども家庭課長が「5歳児健診は、言語能力や社会性が高まる5歳前後に実施することで、子どもの特性を早期に把握し、就学前に密接な支援につなげる」と答えた。
 三重氏が「子どもの発達や特性をはかる5歳児健診の新規事業とあわせて、新しい試みとして、公立幼稚園で個々の子どもの特性や成長をはかる『才能発見プログラム』が実施されているが、どのような事業か」と質問。
 田中修学校教育課長が「一人ひとりの多様な才能を就学前に早期に発見し、就学後の成長段階で適切な支援や教育の在り方を見出す。具体的には自然体験活動などを実施し、幼稚園から小学校に引き継ぐ」と答えた。
 三重氏が「5歳児対象の才能発見プログラムと5歳児健診の2つの事業を同時に進めていく上で、特性のある子や才能のある子の選別につながる恐れがある。市教委はどのように配慮するのか」と質すと、田中課長が「事業の目的は、選別ではなく、子どもたち一人ひとりの強みや課題などの特徴を早期に見つけだし、それぞれに合わせたより良い支援につなげることにある。市教委としては、その子らしさを大切し安心して学び、成長できる環境の実現をめざす」と答えた。
 そのほか、教育行政の教職員の配置状況、人手不足の改善・対策など課題解決に向けた市教委の取組や考え方について質問した。