要保護児童対策地域協議会の合同会議

関係者が出席して
令和7年度の事業などについて協議した

 令和8年度別府市要保護児童対策地域協議会合同会議が3日午後2時、市役所で開かれた。
 会長の長野恭紘別府市長が「子どもたち一人ひとりが安心して育っていく環境、夢を追いかける環境をつくっていくことは、私たち大人や行政の仕事だと思っています。ハード、ソフト両面で支えてきた思いはあるが、全国的にヤングケアラー問題や貧困問題、性犯罪に巻き込まれたり様々な問題が絡み合って、複雑化して子どもたちあるいは家庭を支えるニーズが変化していると思います。それに合わせた対応をしっかりしていかなければいけない。情報をしっかりと共有し、妊娠から子育て期まで切れ目のない支援対策をつくり、ニーズにあった対策をしていくことが大切だと思っています。柔軟に対策をつくり、実行していきたい」とあいさつ。
 議事に入り、令和7年度事業実行報告、児童相談の内容と傾向、令和8年度事業実施計画について審議、承認した。関係機関が集まった実務者連絡会を毎月1回実施。月平均約280件の継続支援、約20件の新規支援がある。個別ケース検討会議は、124回開かれ延べ188件のケースについて検討を行った。また、主任児童委員などによる健診未受診者家庭等を訪問し、受診勧奨などの取り組みは、1歳6か月児健診、3歳5か月児健診それぞれ3人ずつについて、面談などを行った。
 また、NP(ノーバディズ・パーフェクト)講座の開催や心理相談、こどもの発達相談会などを実施。子育て短期支援のショートスティは328人が延べ999日利用。トワイライトは29人が延べ30日利用。ヤングケアラー支援体制強化事業として、小学4年生を対象にアンケートを実施した。管理台帳登載件数は、令和6年度が27件、7年度は31件と増えている。
 令和7年度の児童相談件数は、583件で、児童虐待相談とその他の養護相談を合わせた「養護相談」が546件で、全体の93・65%となっている。児童虐待相談(疑いを含む)は、心理的虐待102件、身体的虐待80件、ネグレクト(育児放棄)72件、性的虐待1件。経路別では、市町村65件、学校56件、児童相談所51件など。虐待をする人は、実母が124件でほぼ半数。実父58件、そのほか64件、実父以外の父9件だった。虐待を受けた子どもの年齢別では、小学生が106件と最も多く、3歳~学齢前児童62件、中学生36件で、就学前までは心理的虐待が多く、小学生になると身体的虐待、中学生以上ではネグレクトが多い傾向にあるという。令和8年度も引き続き取り組みを行うことを確認した。
 引き続き、小野幹夫大分県中央児童相談所長が「児童虐待の現状と対応について」と題して講演した。