ホームスタート九州エリア研修会

九州各県からホームスタート関係者が
参加して行われた研修会

 ホームスタート九州エリア協議会(土谷修会長)とホームスタート・ジャパン(森田圭子代表理事)は、エリア研修会を3、4日に日出町保健福祉センターで開催した。九州各県から約140人が参加した。
 ホームスタートは、英国で50年以上前に始まった訪問家庭支援。養成講座を受けたボランティアの「ホームビジター」が、妊娠中から子育て期の家庭に訪問し、悩みなどを聴く「傾聴」と、一緒に買い物や散歩に行ったり離乳食を作ったりする「協働」を基本に、子育て家庭に友だちや家族のように寄り添う。核家族化や転居などで周囲に知り合いや頼れる人がおらず、不安や孤立感を抱くママやパパを支援している。
 土谷会長が「何かを感じ、子育て応援を担う気持ちを持って帰ってもらえればうれしいです。2日間、楽しんでください」とあいさつ。来賓の大路正浩日出町副町長と吉村一彦大分県こども未来政策課長が祝辞を述べた。
 研修会では、久我修二社会医療法人藤本育成会大分こども病院長が「小児科医からみる子育て」と題して講演をした。「SOSを出せる人はまだいい。出せない人はどうするか。私たちが出来ないことを、ホームスタートは実践してくれている。他人のために自分の時間を使っている人が、地域や子育てを支えていると思う」と述べ、子どもの発熱への対処やアレルギーなどについてクイズ形式でみんなで考えた。「SNSは情報が沢山流れてくるので、どれが正しいか分からない。ちゃんとした知識を持っていると、正しく恐れることができる。AIに聞くお母さんたちは多いが、AIは怒らないし傾聴らしいことはしてくれ、答えをくれるが、安心をくれるのは、人」などと話した。
 その後、日頃、家庭を訪問して子育て家庭を支援しているホームビジターへ「感謝の会」を開いた。
 4日は西村薫別府溝部学園短期大学幼児教育学科長が「こころをかたちに~つながりの幻想と発達~」。九州エリア会議やビジター交流会も行われた。