中高年者がトレーニング

トレーニングを指導する石田一喜施設長(左)

 市内石垣東4丁目の「イシダメディカルフィットネス」(石田一喜施設長)で、多くの中高年者がトレーニングしている。糖尿病、高血圧などメタボの人や、病気ではないが、放置していると病気になる「未病」の人が予防のため汗を流している。
 石田施設長(68)は健康運動指導士、息子の将喜さん(34)は柔道整復師と健康運動指導者の資格を持つ。石田施設長の妻喜美恵さんも指導することがあり、家族で会員の健康維持に貢献する。整骨院も併設しており、こちらは保険が適用される。
 石田さんは最近、こんな相談を受けた。「体重オーバー解消のためウオーキングをしていたら、股関節が痛くなった。何とかなりませんか」
 その男性は60歳代で、身長170センチ、体重83キロで、明らかに股関節に負担がかかっていた。年を取ると代謝が落ち、若いころと同じ食生活をしていたら太る一方。食事に気をつけ、有酸素運動とウエイトトレーニングを組み合わせたトレーニングをして、こつこつと体重を落とすようアドバイスすると、納得した様子だったという。
 石田さんは17歳のときにトレーニングを始め、51年のキャリア。「人生100年時代といわれますが、大事なのは生活の質を維持できるかです。元気に高齢化社会を生きてゆくか、管につながって生きてゆくかですヨ」と話している。