一般会計は３・３％増

　杵築市は、令和６年度当初予算で、一般会計１８０億８千万円（前年度比３・３％増）、特別会計（ケーブルテレビ事業、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、農業集落排水事業）８３億１０万６千円（同６・６％減）、公営企業会計（水道事業、工業用水道事業、下水道事業、山香病院事業）６９億３８８４万８千円（同１５・７％増）を、令和６年第１回杵築市議会定例会に計上する。
　一般会計の歳入では、定額減税の影響で市民税は５・２％の減、市債は３・１％増。歳出のうち、義務的経費は、公債費が減少したものの、人件費や扶助費が増加し、２・９％増となる見込み。一方で、４年連続で財政調整基金からの繰り入れは行わず、目標の残高２０億円を確保する。
　重点事業は▽子育て＝学校給食食材費高騰対策、医療的ケア児在宅訪問支援、こども誰でも通園制度施行的事業▽雇用・企業誘致＝企業立地支援、新規漁業就業者育成支援▽結婚＝結婚生活支援、不妊治療費助成
　▽地域活動×チャレンジ＝創業支援、観光振興▽健康・医療＝モバイルクリニック推進などの他、帯状疱疹予防接種費、中山間地域営農経営体制強化対策、杵築城耐震診断を行う予定。