別府市の湯けむりライドシェア

運転手も車椅子に乗って
乗降車を体験するなどした

 別府市は、湯けむりライドシェアに福祉車両を導入するにあたり、2月に運転者講習を4回実施した。
 車椅子や視覚に障がいのある人などが乗車する際に、安全に乗車ができるようにするのが目的。実際に使う車両で、自立支援センターおおいたの協力で車椅子の乗車を学んだ。
 最終日の2月28日は、乗降車講習を中心に行われた。リフトをおろして車椅子を乗せ、リフトアップ。車内では、万が一大きな揺れがあった場合の転倒事故などを防ぐため、腰の部分と肩から斜めにシートベルトを2つして安全対策をした。車椅子は一度に2台乗せられるため、前後の乗降車を行った。
 また、ドライバー自身も車椅子に乗り、利用者がどう感じているかを体験することで、理解を深めた。
 福祉車両は、3月中に本格稼働する予定。