副業名目詐欺の手口を解説

 大分県警察本部は「安全・安心まちづくり推進室通信」を6日、ホームページで公開した。
 今回のテーマは「被害が止まらない!これが副業を名目とした詐欺の手口例!」。
 犯人からの接触方法として▽SNSなどで接触=メールやバナー広告などで、稼げる副業があると紹介▽偽サイトで接触=インターネットに、偽の副業サイトを掲載。連絡してきた被害者に副業を紹介―など。
 副業内容を説明として、「指定した動画を閲覧(またはイイネ)して、その動画をスマートフォンでスクリーンショットして報告すれば、報酬を得られます。スマホがあれば、スキマ時間でできる艱難な副業で、〇万円稼げます」など。
 被害者が実際に行い報酬を▽アプリ上で稼いでいるように表示=用意した偽アプリに被害者を誘導。報酬がアプリ上に加算されていき、貯まっているように表示され、正規の副業と信じさせる▽実際に少額の報酬を支払う=最初の1~2回は、実際に少額な報酬が支払われる場合もあるが、これは被害者を信じ込ませる手口―など。
 正規の副業と信じ込ませた後に「あなたにはもっと稼げる副業を紹介します」といい▽高額タスク・高額課題という副業=「高額課題に参加できる資格が当たりました」などと言い、指定した口座に、起源までに指定した金額を振り込むと、報酬が得られるという嘘の副業を紹介・振り込むと、犯人が用意した偽アプリ(サイト)上で、報酬額が増えていき、本当に稼いでいると誤信▽SNS型投資詐欺に誘導=副業と説明しながら、投資に誘導。偽サイトに誘導した後、指定した口座にお金(または暗号資産)を送金するよう指示。犯人の指示通りに送金すると、サイト上では利益が増えていき、本当に投資で稼いでいると誤信。
 アプリ(サイト)上に貯まった報酬を出金しようとすると、「出金するためには、手数料が必要」などと言い、報酬総額の○%の金額を指定した口座に送金するように言ってくる。お金を振り込んでも「システムエラー」「手続きに誤りがある」などと言い、出金に応じず、被害者が詐欺と気がつくまで、何度も振り込ませる。ほかにも「あなたが指示をしていない作業を行ったため、損害が出た」「ノルマを達成できなかったので、違約金が必要」などといい、何度も賠償金などを請求する手口もある。
 だまされないためのキーワードとして▽短時間・軽作業・高収入の副業は詐欺を疑う!▽動画を閲覧(イイネ)して、スクショする副業は詐欺の可能性大!▽高額タスク・高額課題という副業は詐欺の手口!▽会ったこともない人からの儲け話は詐欺を疑う!―の4点を呼びかけている。