
乾しいたけを寄贈
別府市椎茸生産組合(田中信行組合長)は9日午前10時、別府市役所で学校給食用の別府産乾しいたけ7㌔㌘を寄贈した。
子どもたちにしいたけの魅力を知ってもらいたいと毎年寄贈しており、今回で4回目。乾しいたけは、しいたけを乾燥させたもので、うま味成分やビタミンD、食物繊維などの栄養素が凝縮されている。
田中組合長は「しいたけ収穫体験をする中で、しいたけが苦手だという子どもが2割ほどいて、小さい頃からもっと食べてもらおうと寄贈を始めました。長野恭紘別府市長も、地産地消に力を入れてくれている。地元でできた乾しいたけをもっと食べてもらいたい」と話した。
阿部万寿夫副市長は「私も子どもの頃、父親がしいたけを作っていたので手伝ったりしていました。生産者の皆さんの努力の結晶。貴重な乾しいたけをいただき、ありがとうございます。学校給食は、子どもたちにとって一番楽しみな時間だと思います。地産地消、別府の農業に思いをはせる食育になると思います」とお礼を述べた。
別府市内では、15の個人・団体が組合に所属しており、約8千㌔㌘が収穫されている。若手就農者の取り組みもあるという。教育委員会では、もらった乾しいたけを使って、うま煮やお雑煮などを作り、市内の幼稚園、小・中学校に提供する予定にしている。
